レモンジーナにみるマーケティングとSNSの影響
レモンジーナが発売休止とのニュースが流れましたが、ある店舗では山積みという情報もありました。そのあたりを考えてみました。
上記リンクに「年間販売計画を”意図的に”少なくしたのではないか?」という話が挙がっています。それについては、私も賛同するところです。興味を"わざと”持ってもらうように仕向けた…ように見えます。
ただ、これと同時にメーカーでは意図してない事象が発生したように見えます。それはSNS上に流れていた「土の味」という情報。それを真に受けた人は、買わないですよね。
ここで大きく整理してみます。
メーカー側の意向
これには二つの考え方があります。
- 純粋に製品のウリを紹介する。
- 競合製品と差が少ないので、戦略的に広告を打つ。
近年、商品の差別化が難しくなっているので、上記1より2のほうが多い状況のはずです。その時のやり方として、どんどん刺激的な戦略に進んでいます。たとえば「炎上マーケティング」などと言われているものは、そのうちの一つです。今回のレモンジーナが「好評につき販売中止」ということが作られたものであったとしたら、これに相当するものです。
消費者の意見
これも二つに分かれます。
- 正直な感想を発信する。
- わざと否定的な意見を発信する。(冗談を含む)
特に2chなどにその傾向が強いと思いますが、2が多く見られます。その点は先日投稿した記事にもある通りです。その情報をもとに異なるメディアで拡散されると、いつの間にか1(=正直な感想)として受け取られ、「土の味=美味しくない」みたいなことが、あたかも真実のように伝わります。
インターネットという特性上、情報の発信のされかたにこのような特長があるということを認識したうえで情報に接しないと、判断を誤りますよ。平たく言うと、
最後は自分の五感で確かめな。
ということです。