結果にコミットすることだけがスポーツじゃない。
マラソンブーム、自転車ブーム、トライアスロンブーム。近年体を動かすことがブームになっていると感じています。
元々、学生の時にやってた人が、社会人になっても続けてる…という人もいますが、競技人口が増えてるということは、多くの人が社会人になってから始めたのではないかと思ってます。
始めるときのモチベーションは、人それぞれですね。たとえば、私は最初はダイエット目的でした。んじゃ、ダイエットが成功したのか?と言われると…どうでしょう?。確かに、始めた当初は10kg近く痩せました。そのあとは増えたり減ったり増えたり。結局ピークより5kg減ぐらいのところで、うろちょろしています。この結果を見て、ほとんどの人は「結果にコミットしてない!(笑)」と言うでしょう。確かにコミットしてません。
他の例だと、年末のマラソンに向けた準備も「ダイエットしたほうが良いですね」のようなアドバイスをいただいたり。確かにダイエットしたほうが楽に走れますし、体への負担も少ないので正しいのは正しいのですが、なにか違う感じがします。
また、マラソン大会にでる知り合いから「勝負しよう」なんてことを言われたりしました。申し訳ないですが、これも全くピンときません。
総じていうと、僕は特に速く走りたいと思っていないので、正直どうでもいい*1のです。ダイエットが成功してなくても、レースでいいタイムで走らなくても、誰かとの勝負に勝たなくても、僕はいいと思ってます。何もせず、だらだらしてるときよりも、明らかに生活の質が上がってるからです。
人それぞれの楽しみ方があるので、競技気質で取り組む人に対してそれを非難することもありませんが、これから始めようとしてる人は、そのあたりの心理的ハードルがあるのではないかと思ってます。
結果にコミットする必要なんてないのです。ただ純粋に楽しめば、それでいいのです。
ワラーチで走るより靴を履いたほうが、速く走るためだったら圧倒的に有利でしょう。でも、それじゃ「気持ちよくない」ので、ワラーチで走ってます。
「競技に出るからには、真面目に練習して自己記録記録を!」みたいに肩ひじ張らず、いつもの生活の一部でランニングをしてる延長で、レースに出てみる。そんな感じでスポーツを楽しむのが一番です。
- 作者: スーザン・A.ジャクソン,ミハイチクセントミハイ,Susan A. Jackson,Mihaly Csikszentmihalyi,今村浩明,張本文昭,川端雅人
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*1:正確には自分なりに目標とするタイムはありますが。。