ありのママ。とんかつパパ。

より自然に、よりシンプルに。かたよらず、こだわらず。流れるような人生に、ちょっとした小ネタを。

餅つきノウハウまとめました。

 昨日は幼稚園で餅つき会がありました。

 

 子供はすでに卒園してるので行く義理はないのですが、餅つき自体が好きで、持ちをつくチャンスがなくなってしまうのが悲しいので、ボランティアみたいな感じでお手伝いをしてきました。

 

 上の子が通っていた幼稚園でも餅つき会は欠かさず行ってましたし、実家のある自治会での餅つきでも何度もやってました。また、妻の実家でも何年か餅つきをやっていた時期があります。

 

 というわけで、まぁ、そこそこベテランです。なかなか、餅を搗く機会は少ないかもしれませんが、餅つきノウハウまとめます。

 

準備

 餅を搗くときは、大量にお湯がいります。もち米を蒸すときもいりますし、臼や杵が割れないように湿らせるときにもいります。餅を搗くときは、とにかくお湯を切らさないことが必要です。できれば、屋外でかまどを作って、ガンガン火をおこしてお湯を沸かし続けるぐらいのペースが望ましいです。

 上でも触れましたが、臼や杵は木製で(臼は石製もあり)そのまま使うと割れます。できれば前日ぐらいから水につけておくとよいです。また、餅をつくときに温度が下がらないように、餅をつく直前には臼にお湯を張って温めておきます。

もち米を蒸す

 もち米をせいろに入れて蒸します。標準的な臼でつける量としては、だいたい2升ぐらいが多いです。臼のサイズによって変わります。

 蒸気が十分回っている状態であれば、だいたい30~40分ぐらいで蒸しあがると思います。味見をして芯がない状態で「おこわの硬さ」ぐらいであればOKです。

餅をつく

こね

 十分温めた臼に、蒸しあがったもち米を入れます。餅つきの一番大事なポイントは、

熱いうちに完成させること

です。なので、ここから先は時間との戦いです。蒸しあがったもち米は、まだ粘り気が無いので、最初からは搗けません(もち米が飛び散ります)。最初は杵で押すようにこねます。二人で杵の頭を押すようにこねていきます。杵をひねるようにすると、粘りが出やすいです。この「こね」で仕上がりが決まると言っても過言ではありません。もち米がまとまった感じになってきたら、搗きに入ります。

搗き(つき)

 いよいよ「搗き」です。十分に湿らせた杵で搗き始めます。最初はまだ餅が硬いのでゆっくり始めます。また、餅が杵につきやすい時は、お湯で適宜湿らせます。搗き方ですが、ある程度重さのある杵であれば、振り下ろすときに力はいりません。振り上げた杵を臼に”落とす”ようにすると、楽に餅を搗くことができます。返し手と息を合わせて、怪我の無いようにしましょう。

返しと手水

 餅の仕上がりは、返し手が握っています。また、返し手が上手いと、搗き手は楽です。返し手の役割は「臼や杵に餅がつかないようにする」「手水で硬さを調整する」「もち米がまんべんなく搗かれるように餅を返す」です。

 臼や杵に餅がつかないように手水をつけていくのですが、手水が多いと水っぽい餅になってしまいます。手水が少ないと、杵に餅がついたりして臼から飛び出して地面に落としたりします。なので、頃合いが難しいです。杵にぎりぎり餅がつかないぐらいにするとよいでしょう。

 返しですが、餅の外側をつまんで、内側に折り込むと楽です。もちの中心があまり盛り上がっていると、搗き手は大変です(餅の弾力に杵が負ける)。中心は多少凹んでるぐらいが良いでしょう。

 搗き手と返し手の立ち位置ですが、右利き同士であれば搗き手の左側が返し手になります。返し手の動きが搗き手から見やすいのと、返し手の手が入れやすいからです。左利き同士であれば、逆。右利き、左利き混在であれば…工夫がいりますね。すくなくとも、搗き手の正面に返し手がいるのは危険です。杵が飛んだりしたときに大怪我します。

仕上げ

 餅全体が滑らかになったら完成。お湯を張ったボウル、もしくはもちとり粉(上新粉か片栗粉)を張ったバットで餅を受けます。ここで大事なこと!

餅を落とさないこと!!(笑)

 餅を受け取る人は、思った以上に重たい餅にビックリするので、ゆっくり乗せてあげてください。ここで餅を落とすと、目も当てられません。(笑)

 

 搗きたての餅は、切り餅とは全く違った柔らかさ。滑らかな餅が搗きあがった時の喜びは格別です。

 

 日本の冬の風物詩、受け継いでいきたいですね。

 

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